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ローカルの民泊を思う

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今住んでいるところは、まぁいわゆる田舎で、街ではあるけど田舎なんです。

ローカルのビジネスに関わることも多く、いろんな人からいろんな話も聞きます。

で民泊についてもいろんな意見があるんですよね。

民泊やりたい人、反対する人

田舎で空き家や土地を持っているので、民泊をやりたいと思っている人たちがいます。

やりたいという思いから始まると思います。

もちろん地域住民への理解も必要だし、やっていく上で利益の担保や、情報の発信・集客などやることは盛りだくさんなことは一旦置いておいて(そこまでの覚悟があるのか気まぐれで言っているのかわからないため)、「民泊を始める」ということについてちゃんと考えることはすごく大事だと思います。

自分で考えることも大事だし、地域のことを考え、意見を聞いたりすることも大事だと思います。

で、ちょっと意見の中に違和感のあるものもあって、個人的にですが。

 

反対する意図に違和感

反対意見ももちろんあるんですよ。特に地方創生に関わっている人や役場の方とか。

あって当然です。みんなの愛する地域ですしね。

細かい話をすると、隣接する地域ですでに民泊って成果を上げてるんですね。
お茶が産業なのでそれをメインとする観光、視察に来ているインバウンド向けにちゃんとサービスが出来上がっています。

で、立地的にはその成功している地域の「さらに奥」という位置づけの地域だけに、

「その隣接する地域の民泊に泊まれなかったインバウンドの方が”おこぼれ”でくるだけじゃない?仕方なく」
「そのおこぼれで細々民泊やっているだけじゃ利益でないし続かないと思うんだよね」

なんて言われているわけです。

う~ん、正論でもないです。ちょっと意味が分かんなかった。

なんで「おこぼれ」が前提なのか、「利益が出ないからやっていけない」って、そもそも他人が辞めろっていうには乱暴すぎる気がしたんですね。

ローカルだからこそ、過疎っている地域だからこそ意味のある民泊ってあると思うんです。

 

民泊を推奨したい理由

もちろん誘致にはそれなりのスキルや知識がいりますが、それらを持っている前提。

地方を感じ取ってもらえる

民泊で現地を訪れるということは、その地方に足を踏み入れるってこと。
つまり、ネットの情報だけではなく肌で感じ取ることができるってことです。

とにかく泊まるだけでも来てもらえれば、自分たちが関わっている地域に「外の人」が訪れてくれる。

ツアーでも観光でもない、ただ泊まるだけ、そんな人であっても誘致に成功しているわけなので、これは大きいと思います。
ネットでの情報発信や口コミだけで知ってもらうのではなく、「体験」してもらえることが大きい。

その地域に住んでいる人との交流が生まれる

そこで暮らしている人とコミュニケーションが生まれると思います。

運営している人にもよるとおもいますが、都市ではなく「ローカル」で民泊をしようとする人は、村おこし・町おこし・地方創生などを目的としている方が多いので、そもそもそれで儲けようとするのではなく(大事ですが笑)、自分の愛する土地に来てもらって、泊まってもらって、楽しんでもらえれば、という気持ちを持っていると思います。

 

土地の文化や伝統を感じてもらう、食についても知ってもらえるかもしれません。
大げさかもしれないけど、きっかけにはなるのでは。

いろんな可能性があると思うんですよね。
田舎だからできる民泊って絶対あると思う。
目的はその土地じゃなくたっていいと思う。
観光地に行くためのつなぎでもいいと思う。

民泊をするのであれば、メリット・デメリット、する意味・意図、5年後10年後どうなっているか・いたいか、どうやって地域住民に理解を得るか・巻き込んで盛り上げられるか、など「やる」と決めてしまえば話の中でたくさんの事案が出てきて面白い議論になると思うんです。事業としてもありだと思うんです。

やる前から、やってない人がもっともな反対意見を述べる空気が嫌いなだけです。

移住促進とか、地方創生とか、村で雇用を生むとか、簡単な話じゃないんです。とっても難しくハードルが高い。

そう謳っているのに、実際にはやる気がなかったり、言いたいだけだったり、外の人を受け入れる参入障壁が異常に高かったり。
うまく機能していない部分を狭い視点で語っていても前に進まないと思うんです。

いろんな可能性やポテンシャルのある地方だからこそ、ちゃんと考えて一歩を踏み出していくことが大切なんだと思います。